昨日届いたホワイトマズルの訃報
90年代前半は自分も一番熱中して競馬を見ていた時期なので、先日のミホノブルボンもそうだがこの頃に活躍していた馬たちの訃報はやはり寂しいものだ。
ホワイトマズルはスマイルトゥモローやアサクサキングス、イングランディーレなどGI馬を何頭も送り出しているが、強烈な印象を残しているのは初年度産駒のビハインドザマスク。
確かセントウルステークスだったと思うけど、馬群の中から狭い隙間をこじ開けるようにして追い込んできた脚は強烈だった。
ブラックホークやマイネルラヴといった牡馬を相手に牝馬がこんな勝負根性を見せるなんてと驚愕した。
すっかり惚れ込んで次走のスプリンターズSは当然の中心視。後方から全然伸びてこなかったのもショックだったし、単勝2万馬券のダイタクヤマトの逃げ切りってなんだよと呆然としていたのも懐かしい思い出w
ホワイトマズルはブルードメアサイアーとしてもスマートレイアーやオメガヴェンデッタ、トーセンベニザクラといった重賞勝ち馬が出ているし、我らがスクリーンヒーロー産駒ではクライスマイルが母父ホワイトマズル。
後継種牡馬としてアサクサキングス、ニホンピロアワーズ、シルポートなどいるが、しばらくはBMSとして存在感を示していきそう。
昔、勤めていた会社にGIレースだけは買うという同僚がいて、その彼は血統派だったのだけど、よくサンデーの肌にホワイトマズルは中山の芝1800~2000に強いと言っていたのを覚えている。
でも実際のところはどうだったんだろうか。
シャドウゲイトなんかは確かに金杯を勝っているし、シルポートも中山記念2着とかあったけど。
検証はしたことがないけど、当時はサンデー肌のホワイトマズル産駒が中山芝に出走しているとちょっと気にしていた。
でもそれで馬券を当てた記憶はあまりないw
確か武豊が凱旋門賞に騎乗したのもホワイトマズルが最初じゃなかったかっけ?
当時は今ほど簡単にネットで海外の競馬が見られるという環境でもなかったので、ホワイトマズルが走っている姿を見たのはジャパンカップに出走したときだけ。
それも2番人気でなかなかの惨敗だったのでw、種牡馬としては実際どうなんだろうと思っていたけどなかなかの存在感だった。
ま、社台としては期待ほどではなかったのかもしれないけどw
後継のニホンピロアワーズがダートで強い産駒を出して、アメリカに遠征したりすると面白いんだけどなあ。
確かシャドウゲイトやアイルランドで、イングランディーレは韓国で種馬場入りしたはずだし、ヨーロッパから日本、そして世界へみたいな感じで広がっていくの、楽しいと思う。
血統の不思議、ここにありみたいな感じで。
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