なんだか久しぶりにステイヤーの資質が求められる菊花賞らしい菊花賞だったような気がします。
道中のラップは
前半1000m 13.0 – 12.0 – 12.0 – 12.0 – 11.9 = 60.9
中盤1000m 11.7 – 12.4 – 12.5 – 12.3 – 12.4 = 61.3
後半1000m 12.2 – 11.7 – 11.7 – 11.6 – 11.6 = 58.8
例年中盤の1000mには12秒台後半から13秒台のラップを刻む場面があるのですが今年は緩んでも12.5まで。
全体に平均ラップが持続した上で最後の2Fが最速ラップというスピードの持続力を求められる展開になりました。
こういう厳しいレースはやはり見応えがありますね。
勝ったトーホウジャッカルは強い競馬でした。
ここまでのローテーションを考えると疲れが出てもおかしくないと考えて抑えの評価でしたがここは素直に賞賛したいと思います。
軽く見てしまってゴメンナサイ、という感じです(笑)
2着のサウンズオブアースは蛯名騎手の好騎乗が光りましたね。
人気でまったく見せ場のなかったワンアンドオンリーやトゥザワールドが外を回して最後まったく伸びなかったのとは対照的に終始内でコースロス無く進め、溜めに溜めた脚を最後も内から鋭く伸ばしました。
それだけにトーホウジャッカルの強さも光る結果となりましたが上位2頭は素晴らしいレースをしたと思います。
期待したゴールドアクターは2着からは離された3着。
直線に入ったところでは2着あるかと思ったのですが最後は完全にキレ負けでした。
道中もスムーズに中団の前目で進めましたし大きなロスもなく十分に力は出し切ったように思います。
もう少し前の位置で最内から早めにスパートを賭ける持久力比べに持ち込んだらどうだったんだろう?とも思いますが、すぐ前を進んでいたトゥザワールドや向こう正面で隣にいたワンアンドオンリーが惨敗していることを考えると、現状での能力はフルに発揮したと考えていいでしょう。
私の馬券は単複馬連流しでしたからなんとか複勝が引っ掛かりました。

1,2番人気馬が飛んでくれたおかげで複勝もなかなかの好配当だったのでラッキーでした。
今週末は天皇賞秋。
ダービー馬ワンアンドオンリーは残念な結果でしたが、皐月賞馬イスラボニータは果たしてどんな競馬をしてくれるでしょうか。
東京芝2000mも枠順の影響はかなり大きいですから内目の枠を引けるといいのですが。
枠順が決まるまでアレコレ楽しく悩みたいと思います(笑)