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ドバイワールドカップデー


卓越したスピードとそれを持続させるスタミナ、キックバックを物ともせず前進するパワー。

ドバイワールドカップを勝ったアロゲートにまざまざと見せつけられたそのレースぶりは、米国はダート競馬については世界最強であり、その座を譲るつもりは爪の先ほどもないぞと言わんばかりの圧勝劇。

好スタートから先団を見る好位で進めようとしたアウォーディーも、中団から虎視眈々と差しを狙ったアポロケンタッキーとゴールドドリームも後方から末脚に賭けたラニも、見せ場すら作ることなくアロゲートから遙か後方でのゴールとなった。

スタート直後に両サイドに挟まれて最後方からのレースとなったアロゲートは、1~2コーナーからコースロスなど気にすることもなく外からじわじわ位置取りを上げ、向こう正面では隊列の短くなった馬群の後ろに。

3コーナーから再び大外をまくって4コーナーの出口では3番手に取り付く。
直線では逃げるガンランナー、追いすがるネオリシックをあっさりと抜き去った。

最後方からあんなに脚を使い続けて、最後まで段違いの伸びを見せつけるレースぶりは日本馬がどんだけ束になってかかっても敵いっこないと思わせる強さ。

もし、こんな馬がチャンピオンズカップに来てくれたら何を差し置いても中京競馬場に駆けつけたい、そう思わせる素晴らしパフォーマンスだった。

序盤はスローで運び最後の2~300mでの瞬発力勝負に賭ける日本競馬に慣れた目には、スピードとその持続力を圧倒的なまでに見せつける米国流の競馬の面白さが新鮮だ。

ともすれば脚を余すことも仕方がないと諦めているかのような日本の競馬とは対局にあるそのレースは、興行としても素晴らしいと思うしそれを手軽に見られるようになった環境には感謝しかない。
 
 
 

 
 
 
英国競馬を範に取っている日本競馬が芝のレースに重きを置くのは自然だし、芝のレースなら世界に打って出ても相当にやれるレベルの高さになっている日本馬ではあるけれど、ダートの世界ではまだまだトップは遠いところにあるなあと思わされた。
 
 
日本馬最先着のアウォーディーの5着という成績はかなり健闘したと思うが、アロゲートにつけられた着差は気の遠くなるような隔たりでもある。
 
だからこそ、世界のダート戦でトップに立てる馬が登場した時に日本馬は真に世界トップレベルになったと言えるようになるのだろうし、いつかそんな時が来ることを楽しみにしながら海外馬券も楽しみたいと思った週末だった。
 
 
そんなふうに思うとエピカリスのUAEダービー2着は、希望の持てるレースだったなと。
 
来年のドバイワールドカップでエピカリスが世界をあっと驚かせる場面はないだろうか。
 

 
 
エピカリスがケンタッキーダービーに参戦するのかどうかはまだわからないけれど、参加するのなら全力で応援したい。
 
ラニのような後方待機ではなく、テンから前に行ってスピードとスタミナの最後の一滴までを絞り出したレースぶりはとても期待できると思うのだ。
 
 
 

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